GTアソシエーションへ
ここ数年、スーパーGTは人気に関わらず財政の厳しさが強さを増しているようです。
昨年来のリーマンショック以後、経済状況の悪化とともに各チームのスポンサーも減少傾向であることは否めません。そんな厳しい状況の中でスーパーGTの開催を続けることには敬意を表します。
しかし、その一方で、レースの進行や自主的な自己満足的なイベントにより、その他のサービスにしわ寄せが来ていることもまた確かです。我々、レースクィーンの撮影を楽しみにしているカメラマンもその例外ではありません。
確かにレースの進行においてあらゆるサービスへの制約はあってしかるべきではありますが、多大な入場料金を払った上にパドックパス料金を支払ったファンに対する仕打ちには目を覆いたくなるものがあります。それは、一般のファンだけではなく、GTメンバーズに対しても同様です。
数年前から行われているキッズウォークについては、ファミリーへのサービスを拡張して将来のファンを育てる目的は理解できますが、そのサービスのためにパドックパスを購入しているファンを排除するのはいかがかと思われます。入場券のみしか支払っていないファンのほうがパドック入場料を支払っているファンよりも優れたサービスを受けるのは理解に苦しみます。
2009年から行われているパドックでの撮影禁止とレースクィーンへの撮影サービスの自制に関しても、パドックへ入場する価値をほとんど消去する処置であり、すでにグリッドへ入る権利以外はその意味を失っているといえるでしょう。確かにレースの進行への妨げになる行為が行われてきたかもしれませんし、チームからの苦情に対処する必要はあったのかもしれませんが、今回の処置はまったくファン無視の処置といえます。
こういったレースの進行を妨げることのないように、別のパドックでのファンサービスを行えないものでしょうか。単にステージを新設するのではなく、ファンとレースクィーンがコミュニケーションを取れる対応です。
このモータースポーツにも多くの趣向のファンがいることはご理解いただけることと思います。またそのすべてのファンのどの層が欠けてもモータースポーツの魅力は失われるであろうこともご理解できると思います。そういったことを鑑みていただいた上で、みんなが納得するサービスを心がけていただきたいと願うものです。
もしもそれができないのならば、どんなに素晴らしいレースをしたとしたとしても、それは単なる自己満足でしかなくなり、スポンサー自身もスーパーGTへの魅力を失うのではないでしょうか。サービスの本質とはひとつの方向性を向いている大きな波なのではなく、あらゆる方向にゆれる波のようなものといえます。その波が波長を合わせて初めて静かに美しい海の景色を彩るのであります。そんな調和こそ真のサービスであると筆者は考えます。
大きな目で、大きな心を持ってあらゆるサービスを展開してこそこの閉塞したモータースポーツ界を打開する道が広がるというものではないかと提言するものであります。